多くのワーママが悩む「二人目のタイミングはいつがベスト…?」
授かりものなので、希望の時期にできるというわけではないのですが・・・それでもやっぱり「ベストな年齢差は何学年だろう…」と考えてしまいますよね。
育休明けすぐに妊娠したら、「え?また休むの?」って思われそうだし…
でもあんまりきょうだいの年の差が開くと、自分や夫の年齢も気になるし。
この記事では、悩み深き「ワーママの二人目のタイミング」について徹底解説します。
三人子育て中の私、ママ友や職場の同僚たちの事例を踏まえ、
- 2学年差(我が家)
- 3学年差
- 4学年差以上(我が家)
それぞれの学年差における「ワーママ視点から」のメリット・デメリットを紹介します。
(今回は比較的多い3パターンで比べてみますが、我が家は二学年差の年子ですので育児面などは1学年差の場合も参考になると思います)
この記事を読めば、「2人目は何学年差が良いか」イメージできるようになります。
ちなみに我が家は2学年差!とそこから5学年差です。(7歳6歳1歳です)
ワーママ二人目タイミング【2学年差の場合】
それぞれの年齢差ごとに「キャリア」「育児」「家計」におけるメリット・デメリットを解説していきます。
キャリアにおける2学年差のメリット・デメリット
キャリア面のメリット
- 子育て期間が短いので、フルタイム勤務など再び仕事へコミットできる時期が早くなり、その分早くキャリアを積むことができる
- 場合によっては、第一子の育休から復職せずに産休にはいることができる
キャリア面のデメリット
- 「え、復帰したばかりなのにまた産休?」という職場での冷たい視線がつらい
- 1人目の育休復帰後、ちょうど仕事に慣れるか慣れないかというところで妊娠初期を迎えるので、つわり等で精神的にきつい
- 育休明け1年は子供の体調不良で何度も休むことになるが、さらに妊婦健診や自身の体調不良(つわり等)で仕事を休むことになり、有休が無くなる
- 1人目の育休明け、1年程度しか働かないため、大きな仕事の実績がないまま産休に入ることが多い
- 復職せずに産休に入る場合は、職場離脱の時期が長期間となる
育児における2学年差のメリット・デメリット
育児面のメリット
- 保育園に2人とも送迎する期間が最も長い(最大4年)
- 運動会などの行事が一度で済む
- おさがりをすぐに使える
- お出かけする場所・遊ぶおもちゃなどが大差なく選択しやすい
- きょうだいが一緒に遊んでくれる
- 新生児育児のことなど、記憶があるうちに2人目を育てられる
- 自分の年齢が若いうちに育児を終えられる
育児面のデメリット
- 2人目を妊娠中、まだ上の子が小さくお世話が大変。上の子抱っこで切迫になりやすい
- 2人目出生時、上の子が1歳~2歳のため、1~2年間は育児がほんとに壮絶
- 乳幼児を2人連れてのお出かけが大変
金銭面における2学年差のメリット・デメリット
金銭面のメリット
- 教育費がかかる期間が短く、老後の資産形成の計画も立てやすい
- 習い事などのきょうだい割りが活用しやすい
- 認可保育園の申請においてのきょうだい加点の恩恵が受けられる時期が長い
金銭面のデメリット
- チャイルドシート・ハイチェアなど、2人分揃える必要があるグッズも
- 負担の大きい大学の費用が2年間重なる(4年制大学の場合)
【育休明けの二人目タイミング】2学年差 まとめ
こうしてみるとメリットも多い「2学年差」ですが、ワーママとしては職場の理解があるかどうか・・が最も大きな壁だと言えます。
こないだ復帰したばかりなのに…もう妊娠?
え?復帰しないでそのまままた産休??
・・・と思われるのも事実。
しかし、「一気に子育てを終わらせてしまった方があとが楽」というのもまた事実。
また、続けて休める場合はしんどい妊娠期を育休中で自宅で過ごせることも大きいです。実際、私の職場では年子での2学年差で続けて産休に入る先輩・同期・後輩が多いです。(私もです)
確かに長い目で見れば、「子育てに注力する期間が短い=子育てが落ち着けば、仕事に専念できる」。
職場の理解がどれだけあるか、また、上の子の性別や性格にもよりけりですが、長期的な視点でみると2歳差育児はおすすめです。
育休明け 二人目タイミング【3学年差の場合】
続いて、3学年差のケースについて考えてみます。
キャリアにおける3学年差のメリット・デメリット
キャリア面のメリット
- 育休復帰後1年以上働けるので仕事にもなれ実績を残せる
- 仕事復帰からある程度期間が開くので、2人目の妊娠報告もしやすい雰囲気に
キャリア面のデメリット
- 育児期間は割と長くなるので、長期的なキャリアで見ると若干不利になる
育児における3学年差のメリット・デメリット
育児面のメリット
- 妊娠中も上の子が言葉を理解しつつあるので、「お腹に赤ちゃんがいるから抱っこができない」ことなど事情を説明できる
- 上の子がある程度「自分のことは自分で」できるようになっているので、下の子のお世話が楽
- おもちゃや遊びに行く場所が比較的あい、下の子が1歳半くらいから一緒に遊ぶことができる
- 受験タイミングが重なるので、家族一丸で頑張れる
育児面のデメリット
- 赤ちゃん返りするケースが多い。ちょうどオムツが外れる頃に赤ちゃん返りで、トイトレが進まない(もしくは戻ってしまう)ことも
- イヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なると大変。
- 二人目出生時、2歳以上なので自宅保育だけでは難しくお世話が大変
金銭面における3学年差のメリット・デメリット
金銭面のメリット
- チャイルドシートやハイチェアや学用品などおさがりが使いやすい
金銭面のデメリット
- 中学・高校・大学の入学タイミングが重なるので出費が大きい(塾・予備校代、受験費用、入学金など)
【育休明けの二人目タイミング】3学年差 まとめ
周囲を見ていると「3学年差」で2人目を産んでいるママが多い気がします。
復帰後の生活にも慣れてきて、上の子も少し大きくなったタイミングで二人目を考えるママが多いのかもしれません。
下の子が生まれたときの赤ちゃん返りなど上の子のお世話が大変ですね。事情を話すとわかろうとはしてくれますが我慢が難しい時期なので、2学年差よりは穏やかな面もありますがまだまだ壮絶です。
2学年差、4学年差のメリット・デメリットを組みあたさったハイブリッド型、というイメージです。
3学年差の場合は特に資産形成を計画的に!
3学年差育児の場合、2人同時の受験・入学による瞬間的な費用負担が心配ですが、生まれてから15年以上ありますので、計画的に対応していきましょう。
育休明け 二人目タイミング【4学年差以上の場合】
最後に、4学年差以上の場合におけるメリット・デメリットについて見ていきます。
キャリアにおける4学年差以上のメリット・デメリット
キャリア面のメリット
- 育休復帰後3年以上働くので、「しっかり働き、実績を残して」再びの産休に入るイメージ。周囲から不満を持たれにくい。
キャリア面のデメリット
- 上の子の育休復帰後、仕事が軌道に乗ってきたところで再び産休となるため、キャリアが分断される可能性がある
- トータルの育児期間が長くなるため、将来的なキャリア形成を考えると不利になる
育児における4学年差以上のメリット・デメリット
育児面のメリット
- 妊娠中も上の子がきちんと言葉を理解できるので、ママの負担が少ない
- 赤ちゃん返りの確率が低い。もしくは、対応がしやすい
- 上の子が下の子の面倒を見てくれる
- 上の子に手がかからない分、下の子のお世話に専念できる
- 親の気持ちに余裕があり、じっくり2人目を育てられる
育児面のデメリット
- そもそも年齢を重ねると妊娠の確率が下がってしまう
- きょうだい同士で対等に遊ぶ機会が少ない
- 興味やできることが異なり、習い事や遊びなども一緒に楽しむことは難しいかも
金銭面における4学年差以上のメリット・デメリット
金銭面のメリット
- 子供にお金がかかる時期が分散する
金銭面のデメリット
- 教育費がかかる期間が長く、老後の資金形成が大変
【育休明けの二人目タイミング】4学年差以上 まとめ
私の周りにも「4学年差」以上年が離れているきょうだいを持つママが何人かいます。
「下の子が生まれたときの大変さ」については、年の差が4歳差以上あればグッと楽になります。
赤ちゃんが生後半年ほどになり表情が出てくると俄然かわいくなるようで、「小さいママ」「小さいパパ」が頼もしい存在になってくれます。親も先が見えている分、余裕をもって子育てできます。
また、1人目と2人目の出産の間、しっかり働いた実績がきちんと残るため、職場にも好印象です。
比較的若いうちに1人目を産んだ場合、比較的出産年齢を気にする必要がないので、4学年以上間をあけるケースも多いですね。
一方で、きょうだいでの興味のあることが違いすぎるため、一緒に遊ぶことが難しい。
「一緒に遊んでほしい」ママは、2歳差もしくは3歳差での出産をおすすめします。
まとめ 育休明け 二人目タイミングは人それぞれ!
育休明けの二人目タイミングについて、それぞれのメリット・デメリットをワーママ目線で紹介してきました。
私はキャリア面・育児面・経済的にもとてもよかったというか、なるべくしてなった!と感じていますが、考え方や環境は人ぞれぞれ。
歳の近いきょうだい・歳の離れたきょうだい、それぞれにメリット・デメリットがあるので、夫婦でもよく話し合ってみてくださいね。