【家事らく】掃除にも使える!消毒用エタノールは凄い!

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コロナ対策でアルコールを使った消毒がかなり一般的になりました。おかげでかなり商品バリエーションが豊富になりましたね!一つは家にある人が多いのではないでしょうか。手指の消毒だけじゃない、活用法をお届けします。

アルコール?エタノール?

エタノールはでんぷんなどをアルコール発酵させて作られる無色透明の液体を指します。基本的にはお酒に含まれるアルコールとほぼ同じです。アルコールスプレーとして販売されているものでも、成分表記としては「エタノール」や「発酵エタノール」と記載されています。

エタノールは人が摂取しても基本的には無害です。殺菌効果があるので消毒薬、防腐剤、食品添加物の材料などとして使われています。

純度によって、名称と用途が異なり、ほぼ100%で純度が非常に高いものが「無水エタノール」で、少し薄め80%前後のものが「消毒用エタノール」と言われています。消毒用のアルコールとして販売されている商品の濃度はさまざまですので、殺菌力を求めるなら濃度の確認が必要です。

掃除にアルコールやエタノールを使うメリットは?

そもそも、我が家がアルコール消毒薬は常備し始めたきっかけは、健康の面はもちろんですが、仕事を休まない為にも保育園でもらってくる病気を減らしたい。家族内での感染リスクを減らしたい。そんな時に、アルコールは掃除にも使えると知ったことがきっかけでした。

メリット1・除菌効果がある

水回りやトイレなど菌が発生しやすいところのお掃除にぴったりです。アルコールをつけたフキンで服と除菌効果が期待できます。

病原性大腸菌や黄色ブドウ球菌、腸炎ビブリオ、サルモネラ菌など食中毒の原因になる菌などほとんどの細菌やインフルエンザにアルコールは効果的だけど、ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスなどには効果が弱いため、これらには次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系漂白剤がより効果的です。とはいえ、机など吹くときにシュッとアルコールをかけるだけなので、やってみる価値はあるのかな。やるならば20秒は乾かないくらいの量を吹きかけると効果的です。

真菌であるカビの菌にも効果が期待できます。湿気の多い浴室や洗面所、窓サッシやエアコンフィルターなどに発生しやすい黒カビ胎児にもアルコールはおすすめです。(漂白効果はないので色素沈着は落ちない)

赤ちゃんのおもちゃにもとってもおすすめですよ!

メリット2・油汚れに効果がある

アルコールは油を分解します。アルコール消毒で手がカサカサになるのもそのせいです。インフルエンザやHIVウイルス、コロナなどはエンベローブと呼ばれる脂質性の膜をもっており、アルコールがこの脂質性の膜を破壊して不活性化します。

ギットギトの油汚れがアルコールで簡単にきれいになるわけではありませんが、日常的な汚れは十分にきれいにしてくれます。コンロ回りやレンジフードを使用後にするっと掃除。

手垢や皮脂のつきやすいドアノブやスイッチなどは、除菌効果も相まってアルコールでのお掃除がとっても簡単で便利。蛇口、ガラス、鏡などは水拭きのような跡が残らないのでピカピカになります。

メリット3・すすぎや二度拭き不要

アルコールは揮発性が高く、拭き終わったあとに水ですすいだり、二度拭きしなくても除菌できます。水拭きしにくい場所のお掃除に便利ですし、強い洗剤を使いにくいところにもおすすめです。

窓の木枠や押し入れ、下駄箱やベッドのマットレスなんかにも使いやすいです。

掃除に使う注意点は?

エタノールやアルコールはほとんどの掃除に使えます。場合によっては、トラブルの原因になることもあるので、注意点をご紹介します。

注意1 素材を確認する

アルコールは油分を溶かす性質があるので、ニスやワックスなどでコーティングされた木材、革製品やゴム製品、テレビの液晶画面などに使うと変色する可能性があります。

初めて使う際には目立たないところを拭いてみて変色したりしないか、あらかじめ確認することをお勧めします。

注意2 直接アルコールをスプレーする前にちょっと確認

電気のスイッチなどデリケートなものにはアルコールを直接スプレーするのは控えましょう。引火する可能性があるためコンロやコンセントや電気配線に直接吹きかけるのは危険です。コンロ回りが冷たくなったのを確認してから、お掃除しましょう。

注意3 よく乾かす

安全性の高いものですが、人によっては肌に刺激になる場合があります。揮発性が高いので何分も待つ必要はなく、水分がなくなれば問題ないです。

一方で10秒程度で乾くようだと「除菌」の効果は薄いので、除菌の効果を期待するなら乾くまで20秒~30秒かかるほど多めにアルコール吹きかけることが有効です。

つかえるアルコール!エタノール3選

口に入れるものには、パストリーゼ77

ドーバー酒造(株)が製造するアルコール除菌剤は、酒造会社だけあって特に食べ物に特化しています。おしゃれプロぐなどにも頻繁に登場!除菌・消毒薬コーナーではなく、食器用洗剤売り場で販売されています。

食べ物に直接スプレー

大手飲食店や洋菓子店でも果物や生野菜の消毒として使われている。学生だった20年近く前にバイトをしていた全国展開のコーヒーショップでもケーキに乗せるいちごの除菌剤として使用。お客様への提供直前にイチゴにスプレーしていた。

着色や、味、香りに影響がないので、食べ物に直接かけて除菌できます。

お弁当やパンの保存などの際にもとても重宝します!

ノロにも効く

高純度のカテキンが配合されていることにも注目。通常のアルコール消毒はノロウイルスには効果がないのですが、カテキンは強力な抗ウイルス効果がある。ノロ対策として食材や包丁やまな板などにも使える。

万能! 健栄製薬 消毒用エタノール

薬局やドラッグストアなのでとても手に入りやすい消毒用エタノール。しっかり80%前後のアルコール濃度が入っているため安心。

原料は主にサトウキビなどの糖質原料およびトウモロコシなどを発酵させており安心して使用できます。自己注射を行る際の消毒としても使用できるので、まさに「消毒用」エタノールです。

まな板などの調理機器の消毒から、化粧水に使ったり、ミント精油をプラスして布用の虫よけスプレーにすることもできる万能タイプです。私調べでは臭いが一番マイルドで、使い勝手抜群!!

スプレーボトルでの販売はないのが残念。IPのケンエーの詰替えて使ってます。アルコールはアルコール使用可能のボトルが必要なので注意しましょう。

二度拭きすればノロにも効果あり

ノロウイルスやロタウイルスはアルコールへの対抗性が強いですが、効果がないわけではありません。ふき取りして、15秒後くらいに再度ふきあげる2度拭きすることにより、30秒以上のアルコールとウイルスを接触されることが効果的です。

家庭内感染を防ぐために吐しゃ物の清掃時などには十分使えそうです。

お掃除におすすめ 消毒用エタノールIP「ケンエー」

上記の消毒用エタノールの横に置かれて販売されていることが多い。消毒用エタノールIP「ケンエー」。しかもちょっと価格が安いのが特徴。

消毒用エタノールは、飲用アルコールと同様に酒税がかかります。消毒用エタノールIP「ケンエー」はエタノールにイソプロパノールを3.7vol%添加することで、飲用不可能なエタノールとなり免税された商品です。手指の消毒や、お掃除などには消毒エタノールと同様に使えます。

エタノールとイソプロパノールは、消毒効果はほぼ同じですが、一部のウイルスに対してはエタノールのほうが消毒効果が優れていると言われています。またイソプロパノールは安価ですが、脱脂作用が強く、アルコール臭が強い特性があるため、気になる方は消毒用エタノールがおすすめです。

まとめ

アルコールは、手指の消毒だけでなく、お掃除にも使えるので、家に一本あると本当にとても便利です!!

我が家ではキッチンに一本、洗面脱衣所に一本、赤ちゃんのミルクセットに一本と予備の一本で、4本は置いてあります!2年くらい使用期間があるので余裕でなくなります。

夏にはミントの精油とアルコール対応のスプレーを買って、布用虫除けスプレーとしても大活躍しています。

保管の際には、お子様の手の届かないところに置いてくださいね!

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