共働きの親にとって、小学校入学を前にラン活と同じくらい大切な学童の情報!入ってから知ってびっくりしたエピソードをお伝えします。事前に知っておけば対応策も考えられます!
学童クラブには役員がある!保護者会も!!
「入所して2週間したころ、保護者会と役員決めの案内をもらいました。保育園では保護者会も役員もなかったため、完全に盲点でした。」
保護者会もあり、全保護者が3ヶ月に1度程度、土曜日に夕方に召集がかかりました。
そのうえ、役員もありました。ご丁寧に、補欠制度があり、役員の家庭が退会すると繰り上げりで役員になる人まで選出をされました。
学童にもクラス分けがある
規模の大きなマンモス小学校の場合は、学童の人数も多くなります。その場合は、クラス分けがなされ、クラスによって部屋が違ったりします。「お友達がいるから・・・と思っていたが、クラスがわかれてしまった。」
学童クラブは学校同様簡単に休みになる
「台風や豪雨に注意。お迎えが必須です。豪雨などの警報が出て、学校が休校になると、学童自体もお休みになります。これは想定外でした。」
インフルエンザなどで学級閉鎖などがある時は預かってもらえないないので、注意が必要です。
長期休みのお弁当が大変
お弁当をつくることも大変ですが、夏場のお弁当がやっぱり心配。 「夏休みなどの長期休みはお弁当持参ですが、涼しいところなどないので、お弁当箱に多めの保冷剤を入れたりと、結構気を使っています」
学童での過ごし方はわりと自由
「することがなくて面白くない。」
手厚く保育士が対応してくれた保育園時代とは異なり、学童はおおまかに勉強時間だけが決まっており、子どもたちが自分で思い思いに時間を過ごすところが多いです。勉強や遊びの内容も自分で決めるので、その自由さが好きな子とと苦手な子にわかれるようです。たくさんの本やおもちゃ、校庭もあるけど、楽しく過ごせるかどうかはまた別のようです。
校庭遊びは制限がある場合も。
地域によっては学童が学校外にあるところも
学童が地域の児童館などの施設を学童保育として利用することもあり、その場合は学校以外の場所となります。
学校外の学童までの移動が遠くて大変そう
「児童館まで結構遠くて、放課後1人で15分ほどかけて通わなくてはいけないことに。一緒に通える新入生を探しておけばよかった。」
所属の学年により人数のバラつきが。
地域によっては学童クラブを学校内、学校外と選べます。「1年生の多くが学校内に入るようで、学校外は1年生が少ないということをわかっていませんでした!」
選択肢が増えることはいいことですが、事前のリサーチも必要です。
民間学童では
サポートの充実している民間学童を利用する人も増えています。 民間学童でも場合でもいろいろと
費用が高額
「お金が飛ぶように出ていきます… 送迎はあるし、預かり時間も長いし、学童内で習い事もできるのでありがたいのですが、とにかく高いです! 週に5日利用して1カ月7万円弱かかります。イベントなどがあるたびに追加費用がかかり、予想以上に費用が高額になりました。」
公営学童の10倍の費用がかかるという覚悟が必要です。
スペースが狭い
送迎や学習などのカリキュラムに目が行きがちですが、スペースの広さもチェックしたほうがよさそう。「小学生になるとみんな体が大きくなるので、見学のときより、手狭さを感じました。 雨の日などは外に出られないので、フラストレーションがたまるようです。」
何を優先するかを考えてみよう
学童の利用料金
1カ月あたりの学童の利用料金はもちろんですが、入会金、設備費、教材費、オプションプログラム費、長期休暇中の食事費など、別途に必要な費用が発生する場合がありますので、事前に調べておきましょう。
保育時間と行き帰りの子どもの負担
勤務時間に合わせて預かり開始時間と終了時間を確認するのはもちろんですが、学校や自宅からの距離と移動時間、長期休み期間中にお友だちと一緒に行き帰りができるかどうかなども検討しましょう。
入学前の3月には、親子で一緒に学校の通学路と合わせて学童への経路を確認すると、子どもの安心感にもつながります。 また、自分で施錠が必要な場合は、自宅玄関の鍵を子どもが一人で開ける練習も大切です。
父母会や送迎の必要性、お弁当の有無など保護者の関わり
保護者運営の学童クラブでは学童指導員の先生方の採用やシフト、給与支払いなど会計も父母会が担っていることがあります。その分、子どもたちにとって良い環境を親が責任を持って提供することができるというメリットもあります。
学校から学童クラブまでの移動時や学童クラブからの帰宅時に危険な場所がありそうであれば送迎が必要な場合もあります。学童によっては一斉下校や、おむかえ必須の時間帯などのルールもあります。
学童クラブによっては配食(お弁当の配達)や給食、子どもたちのお弁当作りイベントなどを用意しているところもあります。
宿題や学習プログラムの有無
子どもたちが学校の宿題をする時間を確保してくれる学童クラブもあれば、宿題は子どもたちの自主性に任せて目いっぱい遊ばせることを良しとする学童クラブもあります。
忙しい保護者にとっては、自宅で宿題をする時間を捻出できない場合もあります。(ひらがなの書きとりで1時間以上かかることもあります。さらにそれをマル付けして一緒に見返すのは、それなりの時間がかかります)。
まとめ
『いよいよ小学生。大きくなって何でも一人でできる子になる』という幻想にとらわれがちですが、小学校に入学したての子どもたちは保育園児ほぼ変わりません。 さらに、入学した直後は、子どもたちは新しい環境での集団生活に大きく疲弊します。 保護者はつい忙しいタイムスケジュールを優先に考えがちですが、子どもたちにとって過ごしやすい環境はどんな場所なのか、我が子にあった生活スタイルや学習習慣の作り方、親子のコミュニケーションのあり方なども考えられるといいでしょう。
毎年12月頃に入会申請の時期になりますので、今からでも見学に行ってみると親子ともに小学生生活のイメージがつかみやすくなります。
親にとっていい学童と、子どもにとっていい学童は違う」という声も多くあがりました。まだ時間はあるので、じっくりと検討してみたいものですね。



